無口な彼の内情を知ったら、溺愛されるようになりました……!?

「マミー……? パピー……?」

 声を震わせながら、黄山くんが言った。

 ーーえ? どういうこと?
 黄山くんのお父さんとお母さんなの?

『ルイ……!』

『会いたかったぞ! ルイ!』

 フランス語でそう言って、二人は黄山くんに近付いてぎゅっと抱きしめた。黄山くんも戸惑いながらも二人の背中に腕を回していた。

『どうして……っ。どうして、二人がここに……?』

 戸惑いから声を震わせてる黄山くん。
 そんな問いをする彼に、パパが口を開いた。

「私が招待したんだ。まず、一つ目の話ーーそれは、キミのご両親には日本で仕事を手伝ってもらうことにしたってこと。お二人は、私がこれから始めようとしている事業に大きく貢献してくれる資格をお持ちだからね」

「そう、だったんですね。えっとーーそして、もう一つのお話というのは……?」

 戸惑いながらも尋ねる黄山くん。

「それはね、これだけキミに迷惑をかけておきながら足りないとは思うんだけどーーキミの妹さんの手術を、我が村崎家の病院で行わせてもらった」

「レイの手術を!? レイは……レイはどうなったんですか!?」

 取り乱した黄山くんが、大きく目を見開きながら尋ねた。
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