最愛から2番目の恋
33 足手まといだけにはならない
「おい、お前! たかが侍従の分際で、さっきから偉そうに何様だ?
その女がクロスティアの貴族だろうが、何だろうが、ここまで来るのが当たり前だろう!
サレンディラは怪我人だぞ!? 妊婦だから何だ?
四の五の言わずに、その癒し手とやらをここまで連れてこい!
金なら言い値で払ってやる!
娘は絶対に行かせんからな!」
「……夫婦共に貴族ではないが?」
「何だって? 平民か?
おいセシオン、聞いたか?
こいつはお前に、平民に頭を下げて頼め、と言ったんだぞ!
駄目だ、駄目だ、絶対にサレンディラは行かせん!
聖女と呼ばせていても、平民などに娘を触れさせるものか!
お前ひとりが行くのは勝手だが、勘当されると覚悟して行け!」
サレンディラは、連れて行かせない。
セシオンが行くなら勘当、とわめく公爵を、テリオスが例の嗤いを浮かべた表情で見ていた。
「じゃあ、この話は無かったことでいいな?
それと、俺が偉そうなのは、生まれつきだ。
何様か、と聞いたか?お前こそ何様だ?
……あぁ、緊急時に何の役にも立たない、却って邪魔ばかりする老いたライオン様か。
ヴァルチというプライドは、これからは若いライオンに任せて、リーダーの座を譲れよ」
その女がクロスティアの貴族だろうが、何だろうが、ここまで来るのが当たり前だろう!
サレンディラは怪我人だぞ!? 妊婦だから何だ?
四の五の言わずに、その癒し手とやらをここまで連れてこい!
金なら言い値で払ってやる!
娘は絶対に行かせんからな!」
「……夫婦共に貴族ではないが?」
「何だって? 平民か?
おいセシオン、聞いたか?
こいつはお前に、平民に頭を下げて頼め、と言ったんだぞ!
駄目だ、駄目だ、絶対にサレンディラは行かせん!
聖女と呼ばせていても、平民などに娘を触れさせるものか!
お前ひとりが行くのは勝手だが、勘当されると覚悟して行け!」
サレンディラは、連れて行かせない。
セシオンが行くなら勘当、とわめく公爵を、テリオスが例の嗤いを浮かべた表情で見ていた。
「じゃあ、この話は無かったことでいいな?
それと、俺が偉そうなのは、生まれつきだ。
何様か、と聞いたか?お前こそ何様だ?
……あぁ、緊急時に何の役にも立たない、却って邪魔ばかりする老いたライオン様か。
ヴァルチというプライドは、これからは若いライオンに任せて、リーダーの座を譲れよ」