逆プロポーズではじまる交際0日婚! 〜狙うのは脚本家としての成功とXXX
「あ、薫の相手は出雲くんね。祐介くんは連れてこないでよ。彼は明るくて人気者だけど、たまに職場を冷静に観察しているようなところがあって、ちょっと信用しきれないの。今朝も、春木賢一朗とデートするって同僚と話してたら、祐介くんが『わー、たいへんだ! お茶をこぼしちゃったぞ!』って妙に熱心に机を拭き始めて、明らかに聞き耳を立ててる感じだったし……」
そこまで言ってから、知里さんは少し申し訳なさそうに付け加えた。
「ごめんね、薫の弟の悪口みたいになっちゃって」
私は「いいんです」と言った。祐介は、どう考えてもスパイ向きじゃないということはわかった。聞き耳を立てるなら、もう少し演技力を磨いてほしいものだ。
それにしても……祐介に対しては鋭くて冷静で勘も働く知里さんが、須賀さんに関しては「恋は盲目」になっているようだ。どんな人なのか、会っておいてもいいかもしれない。
私は小さく息をついてから返事をした。
「わかりました。今週の土曜のランチですね。蓮さんに聞いてみます」
そこまで言ってから、知里さんは少し申し訳なさそうに付け加えた。
「ごめんね、薫の弟の悪口みたいになっちゃって」
私は「いいんです」と言った。祐介は、どう考えてもスパイ向きじゃないということはわかった。聞き耳を立てるなら、もう少し演技力を磨いてほしいものだ。
それにしても……祐介に対しては鋭くて冷静で勘も働く知里さんが、須賀さんに関しては「恋は盲目」になっているようだ。どんな人なのか、会っておいてもいいかもしれない。
私は小さく息をついてから返事をした。
「わかりました。今週の土曜のランチですね。蓮さんに聞いてみます」