復讐殺人日記
《貴斗:よぉ、大丈夫そうか?》
《瑞穂:おはよ! 大丈夫だよ! 体はあちこち痛いけど、入院中は死ぬ心配ないと思うとめっちゃ元気になってきた》
ウサギが飛び跳ねて喜んでいるスタンプ付きだ。
更に瑞穂は食欲もあるようで、病院食だけでは全然足りないと愚痴っている。
それを見てようやく自分の心が落ち着いたことに気がついた。
「なんだ、心配して損しちゃった」
少し大げさにため息を吐いてみせると貴斗は声を出して笑った。
「でも、瑞穂は明日なんだよな。大丈夫だと思うか?」
突然真剣な表情になってそう聞いてくるので咄嗟には反応できなかった。
少し考えて「わからない」と、素直に答える。
日奈子のときだって私と瑞穂がトイレに付き添ったけれど助けることはできなかった。
その時のことを思い出すと胸の奥が締め付けられる。
「明日は朝から病院に行ってみるか」
貴斗はずっとそれを考えていたのだろう。
今思いついた様子ではなかった。
明日は土曜日で学校は休みだし、予定はないもない。
断る理由はなかった。
《瑞穂:おはよ! 大丈夫だよ! 体はあちこち痛いけど、入院中は死ぬ心配ないと思うとめっちゃ元気になってきた》
ウサギが飛び跳ねて喜んでいるスタンプ付きだ。
更に瑞穂は食欲もあるようで、病院食だけでは全然足りないと愚痴っている。
それを見てようやく自分の心が落ち着いたことに気がついた。
「なんだ、心配して損しちゃった」
少し大げさにため息を吐いてみせると貴斗は声を出して笑った。
「でも、瑞穂は明日なんだよな。大丈夫だと思うか?」
突然真剣な表情になってそう聞いてくるので咄嗟には反応できなかった。
少し考えて「わからない」と、素直に答える。
日奈子のときだって私と瑞穂がトイレに付き添ったけれど助けることはできなかった。
その時のことを思い出すと胸の奥が締め付けられる。
「明日は朝から病院に行ってみるか」
貴斗はずっとそれを考えていたのだろう。
今思いついた様子ではなかった。
明日は土曜日で学校は休みだし、予定はないもない。
断る理由はなかった。