若頭は拾い猫を甘やかしたい。
あもりにも警戒心無さすぎるし、なんというか、従順すぎる。
心開いてくれてるのは嬉しいけど、これはほんとに危ないな。
と思いながら、都を抱き抱えたまま砂浜の方へ戻る。
「都、もうそろそろ冷えてくるから戻ろっか。」
俺がそう言うとコクリと、頷いてから、心底幸せそうに、
「…楽しかった、海。また来たいな。」
と言ってくる都。
可愛くて仕方ない。ほんとに。
「ん。また来ような。」
都がここに来たい時はいつでも、連れて行ってあげるから。