若頭は拾い猫を甘やかしたい。
ちーちゃんは本当に心配性で優しいな。


なんて思いながらトボトボと歩いて、実行係の集まる場所である2階の空き教室へ入ろうとすると、

前から歩いてきた人と丁度ドアの前で鉢合わせた。



パッと顔を上げて見てみて驚いた。



「あ、」



「……ちっ、お前も実行係かよ。」





私が今鉢合わせた人は、あの成宮組の若頭の男だったのだ。


…この人も実行係なの??




「…最悪。」



思わずボソッと声がこぼれてしまったけど、まぁいっか。



「…ま、いい機会か。お前が俺がヤクザなのばらさないように見張れるし。」




目の前のこの男の人は片方の口角をあげて、どことなく楽しそうな顔をしてる。


…別にあなたがヤクザなのとかどうでもいいからバラさないのに。



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