うしろの正面だーあれ



ページを捲る。



それから学校を飛び出した。

公園のブランコに座っていたら

隆史くんが見えた。

そしたら事故が起こって

目の前から隆史くんが消えた。

死んじゃったと思って

私は泣いた。

だけど隆史くんは無傷だった。

ありがとう みっちゃん。



家に帰って、

お母さんとケンカした。

行っちゃダメな方の公園で

おじさんと仲良くなった。

とっても良い人だった。



帰って、お父さんに

本当のことを言った。

お母さんには言わないで

そう言った。

心配かけたくないし

お母さんの悲しむ顔は見たくない。

ごめんね、お母さん。






母親は顔をしかめた。



自分の娘がいじめられているということにではなく、自分がそれに気付かなかったということにだ。



そして、咲子がいじめを受けていることに疑問を抱いた。



親バカと言われようとも、咲子は母親の目から見て、とても優しく 素直で良い子だ。



そんな我が子が何故…。


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