うしろの正面だーあれ



春休みも終わり、咲子達は進級した。



…と言っても、変わるのは担任だけ。



クラスが最悪ならば、せめて担任だけは良い先生がいいと、咲子の願いは切実だった。






体育館での式も終わり、多目的室に集められる。



咲子の学年は5クラスあった。



5人の内3人はこの学年の担任を持っていた先生で、残りの2人の内1人は新しく赴任してきた先生、もう1人が違う学年の担任をしていた先生だ。






この中でなら、この学年の担任を持ってた坂田先生か、新しく来た桜井先生がいいなぁ…。



2人が無理でも清田先生か相沢先生だったら、まだマシ…。



担任の先生が入院してから担任になった、副担任の権田原(ゴンダワラ)先生は絶対嫌だっ…!!



むしろ権田原先生以外なら誰でもいいや!



だからお願い…!



ドキドキする心臓の音を聞きながら、咲子は祈った。



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