うしろの正面だーあれ



相沢先生は、指で職員室を出るように促した。






『相沢先生…。』



『ふぅ…。
いいですか?僕が言ったって言わないでくださいよ。』



そう言って、相沢先生は話し始めた。



『鶴田と亀井、そして中原は死んだんですよ。』



『え…』



『鶴田が死んだ後、すぐに亀井も死に、それから少しして4人が事故に遭い、その内の1人、中原が死んだ。』



『そんなっ…』



『…おかしいでしょう?
みんな気付いてる。
だけどそれは、決して口に出してはいけないタブーなんですよ。』



『でもっ…!』



『…他の生徒は怖がって登校拒否。あなたに何か出来るんですか?』



『それは…』



黙り込んでしまった桜井先生を見下ろし、相沢先生はひとつ溜め息をついて言った。



『新米のあなたには荷が重すぎる。そのことには触れず、あなたは ただ担任をしていればいいんですよ。』



『そんな…。』



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