うしろの正面だーあれ
『広美ちゃん、大丈夫だから落ち着いて!』
看護士は、紙袋を広美の鼻から口に当てながら背中を擦る。
だが、なかなか治まらない。
『ハァッ・・ハァッ・・ぅ゙・・ハァッ・・』
『大丈夫 大丈夫。
ゆっくり呼吸するのよ。』
『…ハァッ…ハァッ…』
『…うん。もう大丈夫ね。』
『あっ…あの…』
『?
…あぁ、過呼吸ですね。』
『過呼吸?…って、大丈夫なんですか?』
桜井先生が心配そうに広美を見た。
『大丈夫ですよ。
でも、精神的なものですから緊張や興奮をさせるのは なるべく避けてあげてください。』
『はい…。
ありがとうございました…。』
どうしよう…
私のせいだわ…。
『ごめんね…。
もう聞かないから…。』
『………………。』