うしろの正面だーあれ
保健室に2人きり。
健全な男子高校生であれば、妄想するのは容易いこと。
チラリと横を見ると、沙良は少し唸って憂の方に寝返りをうった。
伸ばした腕はカーテンの隙間を突き出していて、その間から沙良の寝顔が微かに見えた。
その状況に理性の限界を感じた憂は、惜しい思いを感じながらも沙良に背を向けた。
目を瞑り、必死に邪念を払おうと葛藤するが、なかなか難しい。
と、ポケットとベッドの間で携帯が振動しているのに気付き、携帯を取り出した。
メールの受信を知らせたものだった。