うしろの正面だーあれ
キーンコーンカーンコーン・・
廊下のスピーカーから聞こえるチャイムが授業の終わりを告げる。
「…なんて、無理だよね。
…困らせてごめんね?憂…。」
そう言って、沙良は俺のベッドと反対側から降りようと体を動かした。
キーンコーンカーンコーン・・
保健室にスピーカーは付いておらず、教室で聞くよりも小さなチャイムは、まるで俺達の関係の終わりを示しているような気がした。
それが切なくて
「…憂?」