結婚なんて、ゼッタイお断り!







「私、みんなと一緒にいさせてほしい……!」

最初に三人と出会ったときは、こんなことを思えるような関係になるとは思ってもいなかった。




大和がすごく強引で、不良みたいな男子でちょっぴり怖くて、挙句に『俺を選べ』だなんて生意気で。

伊織は何を考えているのか全然分からない不思議な人で、陽太が可愛いだけの男の子じゃないだなんて思いもしなかった。





でも、今では何よりもかけがいのない存在になっている。

結婚なんてしたくない。

その気持ちは今も変わらない。




でも、友達や家族ともまた違う、大好きで特別な三人だから。




「仕方ねぇから、もう少しだけお前と一緒にいてやるよ」

「美桜ちゃんが言ってくれたんだよ?思っていることは口に出していいよって。だから美桜ちゃんのそのわがままも、俺が聞いてあげるよ」

「僕も美桜ちゃんと一緒にいたい!これからも楽しいこと、たくさんしようね!」












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