本当の愛を知るまでは
「花純ー、ランチ行こ!」
「うん!」
昼休みに千鶴に誘われ、二人で5階のカフェに行く。
いつもと変わらず、滝沢がレジカウンターから笑いかけてきた。
「お疲れーっす!」
「滝沢、あんたいっつもここにいて、大学大丈夫なの? 留年すんじゃない?」
「ちゃんと単位取ってるっつーの! ひでーな、杉崎さん。サービスなしね」
「わー、うそうそ!」
「もう遅い。今日はチーズ減り減り」
「なによ、それ」
二人のやり取りに、花純は思わず笑い出す。
「森川さんは何にする? カフェモカにホイップマシマシにしようか」
「いいね、そうしようかな。今日は甘いもの食べたい気分」
「じゃあ、パンケーキがおすすめ。酸味のあるフルーツソースの」
「うん! そうする。ありがとね、滝沢くん」
すると千鶴がムッとしながら割って入った。
「滝沢、花純にばっかり甘いじゃない。私へのおすすめは?」
「そうっすねー。鬼カラのアラビアータ、唐辛子マシマシで」
「そんなとこ、増さんでいい!」
「増さんでいいって、日本語おかしくね?」
「あんたの日本語の方がよっぽどおかしいわよ!」
揉めつつも、結局千鶴はアラビアータを注文した。
「うん!」
昼休みに千鶴に誘われ、二人で5階のカフェに行く。
いつもと変わらず、滝沢がレジカウンターから笑いかけてきた。
「お疲れーっす!」
「滝沢、あんたいっつもここにいて、大学大丈夫なの? 留年すんじゃない?」
「ちゃんと単位取ってるっつーの! ひでーな、杉崎さん。サービスなしね」
「わー、うそうそ!」
「もう遅い。今日はチーズ減り減り」
「なによ、それ」
二人のやり取りに、花純は思わず笑い出す。
「森川さんは何にする? カフェモカにホイップマシマシにしようか」
「いいね、そうしようかな。今日は甘いもの食べたい気分」
「じゃあ、パンケーキがおすすめ。酸味のあるフルーツソースの」
「うん! そうする。ありがとね、滝沢くん」
すると千鶴がムッとしながら割って入った。
「滝沢、花純にばっかり甘いじゃない。私へのおすすめは?」
「そうっすねー。鬼カラのアラビアータ、唐辛子マシマシで」
「そんなとこ、増さんでいい!」
「増さんでいいって、日本語おかしくね?」
「あんたの日本語の方がよっぽどおかしいわよ!」
揉めつつも、結局千鶴はアラビアータを注文した。