ダーリンと呼ばせて~嘘からはじめる三カ月の恋人~
「安積さん帰ってきたらモモちゃんはしゃぎそう」
そんなことを言いながら鍵を開けて、玄関の扉を開ける。その音に反応するように鈴の音が聞こえてリビングドアのすりガラス部分に影が映る。待っていたのが分かると微笑ましくて。
「ほら、出迎えて……」
言いかけた言葉はいきなり塞がれた。
「んっ……」
久しぶりのキスはやっぱり甘い。チュッと、離された唇が小さくこぼす。
「会いたかった」
「……私も」
「もう期限はうんざり」
「え?」
安積さんが腰をぎゅっと抱えるように抱きしめてきて言うんだ。
「もう今度こそ本当に終わり。期限なんかない、ずっと一緒にいる」
「……」
「今度は期間限定じゃない本物の恋人」
「終わりは……ない?」
私の問いかけに安積さんが見つめてきて微笑む。
「終わらせない」
これを最後の恋にする、未来に続く最後で永遠の恋。
「ずっと、あなたに恋していたい」
だってあなたはわたしの 最愛の人だから。
end
そんなことを言いながら鍵を開けて、玄関の扉を開ける。その音に反応するように鈴の音が聞こえてリビングドアのすりガラス部分に影が映る。待っていたのが分かると微笑ましくて。
「ほら、出迎えて……」
言いかけた言葉はいきなり塞がれた。
「んっ……」
久しぶりのキスはやっぱり甘い。チュッと、離された唇が小さくこぼす。
「会いたかった」
「……私も」
「もう期限はうんざり」
「え?」
安積さんが腰をぎゅっと抱えるように抱きしめてきて言うんだ。
「もう今度こそ本当に終わり。期限なんかない、ずっと一緒にいる」
「……」
「今度は期間限定じゃない本物の恋人」
「終わりは……ない?」
私の問いかけに安積さんが見つめてきて微笑む。
「終わらせない」
これを最後の恋にする、未来に続く最後で永遠の恋。
「ずっと、あなたに恋していたい」
だってあなたはわたしの 最愛の人だから。
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