超短編・戦闘人形は敵国皇子に溺愛される
お風呂に入って服に着替えると私は鏡を見つめた。

そしてふと考えた。



「(私って男に見えるのかな…)」



もっとマシなこと考えられないのって自分でも思うけれど、だって少年って言われたら誰でもそう思うよね!


私だって年頃の女の子だし、内心悲しいじゃん。


まぁ、どうでもいいことだけどね!


そんなことを考えていると、右の方からドアの開く音がした。


「(誰だろう?)」ドアの方を見てみると、びっくりした様子の男の人が立っていた。


しばらくすると、男の人は口を開いて


「お前、女だったのか?」


と言った。


私は、この人はさっき助けてくれたルーシャス皇子だということが声から聞き取れた。


光をかざすとややすみれ色に見える黒い髪。

翡翠が散りばめられたような深い緑色の目。

高身長のせいか威圧感を感じる。




ーーーーーー彼は、綺麗だった。

< 17 / 24 >

この作品をシェア

pagetop