アラサーの私が、なぜか御曹司で超絶イケメンの年下男子から、溺愛されました
「失礼ですが、吉田さんは、おいくつなのかしら?」

静寂を破って母が言った。

「22歳です」
「お若いのね。葉子の年齢はもちろんご存じよね?」

「ちょ、お母さん……」
「大事な事でしょ?」
「う……」

「確かに俺は、葉子さんより8歳下ですが……」
「7歳だもん」

「変わらないだろ? 8歳でも7歳でも……」
「変わるよ。12.5パーセントも違うんだよ?」

「おお、計算が速いな」
「私の理系脳を甘く見ないで」

「いちゃいちゃするのは後にして!」

母が割って入った。と言うか怒られてしまった。

「二人が歳の差を気にしないのは解ったわ。その事はもう言いません。でも、吉田さんは社会人になったばかりなのよね?
はっきり言わせて頂くけど、生活力が足りないのでは……って、あら。タワマンにお住まいなのよね。という事は……」

と、母がもごもごしていたら、

「そうか。やっと思い出したぞ!」

父が大声を出した。

「人違いなら申し訳ありませんが、吉田さん、あなたは吉田会長のご子息ではありませんか?」
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