アラサーの私が、なぜか御曹司で超絶イケメンの年下男子から、溺愛されました
その成果だと思うけど、その後亮君はイジメられなくなり、ほっとしながら私は実習を終えた。ところが……

ある日のテレビのニュースで、亮君が学校の屋上から転落した事を知った。
あまりにショックでニュースを見てられなかったのだけど、おそらく亮君へのイジメが再発し、それが関係しての事故だと思った。
私が中途半端に介入したばかりに、イジメはむしろ悪化してしまったのではないかと思った。

私は、亮君に申し訳ない思いでいっぱいになり、気持ちは落ち込み、しばらくは立ち直れずにいた。そして、安易な気持ちで教員の道を考えた自分を、恥じたのだった。
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