アラサーの私が、なぜか御曹司で超絶イケメンの年下男子から、溺愛されました
「どうしてもダメですか?」
「絶対ダメ。みんなに何て思われるか……」
「じゃあ、二人の時、限定という事で。それならいいでしょ? ね?」

とか言って、吉田君は眉を下げた。その顔が、なんかとっても可愛くて……

「分かった」って、言ってしまった。

「でも、二人きりの時だけだからね。絶対だからね?」
「オッケー。やったー!」

吉田君ったら、子どもみたい。もしかして、中身はまだ子どもだったりして?


「さあ、みんなに紹介するわよ」

私は、たぶん赤くなった顔を吉田君に見られたくないこともあり、くるっと彼に背を向けたのだけど……

「ちょっと待って」
「ひゃっ」

後ろから、吉田君に両肩を掴まれてしまった。
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