アラサーの私が、なぜか御曹司で超絶イケメンの年下男子から、溺愛されました
不意に近くで男性の声がし、変な声を出しちゃった。
「今のは誰? 彼氏か?」
声の正体は弟の誠だった。ちょうど会社から帰って来たところらしい。
「なわけないでしょ?」
「だよな」
あっさり言われた。少しは疑ってほしいのになあ……
「彼は会社の新入社員。今夜は彼の歓迎を兼ねて、食事してたのよ」
「ふーん。こっちは残業だってえのに、大企業の社員は気楽なもんだな。でも姉貴、気を付けた方がいいぞ」
「何によ?」
「男にだよ。何て言うか、その……最近の姉貴はフェロモン出し過ぎだから」
そう言って、誠は顔を赤くしたように見えた。気のせいかもだけど。っていうか、”フェロモン”って何?
「あ、そうだ。姉貴が見合いするって、本当か?」
「う、うん。流れで、そういう事になっちゃった」
「断っちまえよ」
「え?」
「俺、姉貴には自分を安売りしてほしくないんだ」
そう言って、誠は私の両肩をガシッと掴み、真剣な目で私を見た。
「ちょっ、顔が近い!」
私は誠を手で押しやり、
「親の顔を立てるだけだから」
と言うと、誠は納得してくれたようだった。
もしも吉田君が、今の誠みたいに言ってくれたら、きっと私は嬉しいだろうな。
「今のは誰? 彼氏か?」
声の正体は弟の誠だった。ちょうど会社から帰って来たところらしい。
「なわけないでしょ?」
「だよな」
あっさり言われた。少しは疑ってほしいのになあ……
「彼は会社の新入社員。今夜は彼の歓迎を兼ねて、食事してたのよ」
「ふーん。こっちは残業だってえのに、大企業の社員は気楽なもんだな。でも姉貴、気を付けた方がいいぞ」
「何によ?」
「男にだよ。何て言うか、その……最近の姉貴はフェロモン出し過ぎだから」
そう言って、誠は顔を赤くしたように見えた。気のせいかもだけど。っていうか、”フェロモン”って何?
「あ、そうだ。姉貴が見合いするって、本当か?」
「う、うん。流れで、そういう事になっちゃった」
「断っちまえよ」
「え?」
「俺、姉貴には自分を安売りしてほしくないんだ」
そう言って、誠は私の両肩をガシッと掴み、真剣な目で私を見た。
「ちょっ、顔が近い!」
私は誠を手で押しやり、
「親の顔を立てるだけだから」
と言うと、誠は納得してくれたようだった。
もしも吉田君が、今の誠みたいに言ってくれたら、きっと私は嬉しいだろうな。