星の名
「失礼しましたー」



職員室を出ると、すぐそこに羽奈がいた。


「大丈夫だった?」


羽奈が心配そうな顔をして聞いてきた。

「大丈夫だよ」


私は何もなかったように返事をした。





実際、何もなかったのと同じだったし。
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