【番外編更新中】騙し愛され落とし合い ~借金帳消しのために、××の家でお嫁さん候補としての生活を始めます~


「千夏子ちゃん、すっげーじゃん。少女漫画のヒロインみてーだったね」

「由紀さん、少女漫画なんて読んだことあるんですか? というかこういう時って、普通は間に入って助けてくれたりするものじゃないんですか?」

「少女漫画はねぇ、クラスの子が貸してくれたのをちょーっと読んだことある程度かなぁ。えー、千夏子ちゃんは俺に助けてほしかったわけ?」

「いえ、別にそういうわけじゃないですけど……」


まさか「続けていいよ」なんて言うとは思わなかったから、ちょっと呆れちゃったっていうか……。

やっぱり由紀さんは何を考えているのか分からない人だなって再認識した感じだ。


「ん~、それじゃあさ」


にんまり笑った由紀さんは、何故か距離を詰めてくる。

嫌な予感に何となく後退りしていれば、壁にぶつかってしまった。

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