幽霊学級
「それが中学校に出たんだよ? 僕はどうして中学校に小学生の幽霊が出たのかすごく興味があるんだけどなぁ」
「はいはい。どうせ彼女たちの嘘だって」
和彰はすでに興味を無くしたようで僕を置いてさっさと教室を出ていってしまった。
僕は慌ててカバンを肩にかけて後を追いかける。
いつの間にか和彰の隣に功介が並んで歩いていた。
「功介、気分はどう?」
「あぁ、最低な気分だな」
結局ほとんどの授業を眠って過ごした功介は、それでも寝不足みたいなしかめっ面をしている。
僕はそれに対して何かを言おうと思ったが、やっぱりそれはやめておいた。
ちゃんと起きて授業を受ければ気分転換になるのに、なんて、功介の腕のアザを見た今は言えなかったから。
それから3人で校門を抜けて通学路を歩いて行く。
途中で和彰が右に曲がり、次に功介が左に曲がって、最後に僕が真っ直ぐ歩いて帰ることになる。
「じゃ、また明日」
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