白雪姫の王子様

第15話 邪魔  雪side

今日もノックの音がした。

昨日よりも少し早い時間。

蓮くんが会いに来てくれたのかと、嬉しくなった。

「どうぞ」

ドアが開く。

でも、そこに立っていたのは蓮くんじゃなかった。

「……莉子さん?」

なぜか自分の体が、強張る。

昨日と同じ、突き刺すような強い視線。

空気が、冷たい。

金色に染められた髪。

メイクもしていて、まるでお人形さんのようだ。

でも、視線が痛い。

「……あんたさ」

ベットの前で立ち止まる、莉子さん。

「なんで、そんな顔してんの」

「え?」

「守られてるのが当然って顔」

その言葉の意味が、うまく理解できない。

「蓮がくるとさ」

蓮くんの名前が出て、驚く。

「すごい安心した顔するじゃん」

胸が、少しだけざわつく。

「……それってさ」

一瞬だけ、間があってーー

「邪魔なんだよね」


え……


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