白雪姫の王子様
第6章 白雪姫と七人の小人
第24話 愛を伝えた日 蓮side
息を切らしながら、雪の病室の前まで辿り着く。
でも、なかなか扉を開けることができない。
心臓が、うるさい。
怖い。
もし、もう嫌われていたら。
もし、遅かったら。
そのときだった。
「あなたは、この前の……」
聞いたことのある、声。
振り返る。
そこには、険しい顔をした雪の母親が立っていた。
「もう雪には関わらないでと――」
「先日は、失礼しました」
気づけば、言葉を遮っていた。
雪の母親が、目を見開く。
もう引けない。
「どうして、そんなに雪に関わるの?」
冷たい声だった。
「雪と、約束したからです」
即答だった。
「約束?」
「彼女の“やりたいこと”を叶えるって」
雪の母親の表情が、曇る。
「雪の……やりたいこと?」
その反応で分かった。
……知らないんだ。
でも、なかなか扉を開けることができない。
心臓が、うるさい。
怖い。
もし、もう嫌われていたら。
もし、遅かったら。
そのときだった。
「あなたは、この前の……」
聞いたことのある、声。
振り返る。
そこには、険しい顔をした雪の母親が立っていた。
「もう雪には関わらないでと――」
「先日は、失礼しました」
気づけば、言葉を遮っていた。
雪の母親が、目を見開く。
もう引けない。
「どうして、そんなに雪に関わるの?」
冷たい声だった。
「雪と、約束したからです」
即答だった。
「約束?」
「彼女の“やりたいこと”を叶えるって」
雪の母親の表情が、曇る。
「雪の……やりたいこと?」
その反応で分かった。
……知らないんだ。