AI orノット2～滅びゆく地球

ミホトと心

僕は見習い手習いより自分の
店を持つ事にした

ウェイトレスや経理みたいな事は、奥さんがやってくれる

庶民的な料理屋だ

やはり正解だった
人間と食べる事とは密接していて
切っても切り離せ無いのだ

それから

いくつも
いくつも

星が瞬(またた)くように

大人になると
時間が過ぎるのが早いね　って

いつも
いつも


ある日

事故だった

仕入れ先から帰る途中のバスの事故に巻き込まれて
奥さんはほぼ即死
お腹の中に二ヶ月の子供が

「お腹の中のお子さんに関しては
メキシコの病院に搬送してAI手術を受けさせれば、
命助かるかも知れません
奥さんに関しては申し訳ないのですが…既に……」

この日の事は良く覚えてい無い



～Ａ.Ｉ.オアノット2 完〜