DEEP BLUE
『はいはーいっ!!萌でーす!!
まなちゃんどうしたのっっ??』
電話が繋がった途端に、懐かしい明るい花のような萌の声が鼓膜に響いた。
「萌っ……!
ねぇ古賀くんってドライバーの事教えて!!お願い………!」
『……え……』
「あたしその子と仲良かったかもしれないの。
でもバカだからその子の名前とか何にも知らなくて……」
『………』
萌の曇った声と沈黙。
嫌な予感が、ジワジワとあたしの身体を覆っていく。
『────まなちゃん…………
あのね………?
まなちゃん今幸せそうだったから言わなかったけど………
あたし古賀くんと仲良いボーイから、色々聞いてたの……』
「………」
『まなちゃんが自分から古賀くんの事聞いてくるまでは………ごめんね、秘密にしてたの……』
ドクン………
『──────あのね……
古賀くんね、海の事故で亡くなったの。
………数年前に。』