DEEP BLUE




………深青、聞いて?




あたし、あなたにあの時出会えなかったらきっとずっと恋に臆病なままだったと思うの。




“忘れられなくていい”、“立ち止まってもいい”と教えてくれたから、あたしはありのままの自分でいられた。




まだあの人を好きでいいんだ……って




でもあなたが待ち合わせ場所に来なかった時、あなたにまで裏切られたんだって、今までずっと恨んでいた。




……あたしね?



あなたの想いを知らないまま、ずっとあなたの事を無かったことにしてきたの。


心の奥深くにしまい込んで、長い間鍵を掛けていた。





太陽のようなあなたの笑顔を

存在まで消してしまったあたしを






「──────許して………っ……」






────────…ザァァン…


ザァァン────────…





答えの代わりに、波が寄せては返って来る。





それが何だかあなたのような気がして


“大丈夫だよ”って言ってくれてる様な気がして 









“……愛美さん、ここだったら泣いていいんですよ。

誰も愛美さんが泣いてる姿見ませんから”









太郎








“思う存分泣ける場所、探すの苦労しました”








深青










“大丈夫です”









またあの笑顔に会いたいよ





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