桃色
私は思ったことを何でもゆぅ君に伝えた。


すると、ゆぅ君もいろいろと暴露してくれた。


ゆぅ君は2年の時から私のこと気になってたんだってぇ~、びっくりだよ・・・。


「水嶋が、他の男と楽しそうにしゃべっているとこ見たら、やべぇと思った。他の奴に取られたくないって思った」


って言ってくれたときはすごくびっくりした。


私は小4の時、ゆぅ君のこと好きだったことも伝えた。

そのことを聞いたゆぅ君はなぜか一人で爆笑していた。



「ねぇ、私が高校に行っても、変わらずに好きでいてくれる?」

「当たり前だろ?・・・てか他の男と仲良くすんなよ!」

「しないよ・・・」


するわけないよ・・・。


だけど、私達には少し不安なことがあった。


卒業したら、私達の進路はバラバラで、私は高校へ進学、ゆぅ君は仕事を始める。


「仕事休みの日は、迎えに行くからな!!」


ゆぅ君がそう言ってくれてすごく嬉しかった。


「みんなに、彼氏だって自慢する!!」


私はそう言って笑った。






そんな約束なんて叶わないことも知らずに私達は笑い合っていた。


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