桃色
「明日だっけ?」

「うん・・・。よく覚えてたね」

「何や、それ・・・。
 俺、こう見えても頭いいんだぜ!?」

「また始まったよ。
 タケルのお調子者!」

「なんや、お調子者って・・・」

タケルも何かと私達のこと気にしてくれてる。


「タケルさ、20日の日来れるんでしょ?」

「たぶん、行けるわ・・・」

「たぶん、じゃなくて、絶対来てよね。
 ゆぅ君にもタケルが来るって言ってるし」

「分かってるって~」

タケルも20日のゆぅ君のパーティーに
来てくれる。

みんな、ゆぅ君が帰ってくるの
待ってるんだよ。


珍しい人から、メールが届いた。

【梨花から聞いたよ。
 桃子のうわさの彼氏、帰ってくるん
 だって?
 ちょうど、その日、加奈も日本に
 帰るから、パーティー行ってもいい?】


私は加奈に会えるんだと思ったら嬉しくて、
急いでメールを送信した。

【アメリカから帰ってくるの?
 私も加奈に会いたいよ。
 パーティー来てよ!!】

しばらくして、加奈からメールが届いた。

【もちろん、OKだよ!
 加奈のこと、彼氏に紹介してね!】

【もちろんだよ!】


ゆぅ君、パーティーに来てくれる人、
また一人増えたよ。


明日のことを考えると、なかなか眠れない。

< 360 / 500 >

この作品をシェア

pagetop