桃色
ゆぅ君と一緒に見た物件は二つ。

二つとも、私とゆぅ君の家からそんなに
離れたところじゃなかった。

「俺も水嶋も仕事あるし、なるべく実家に
 近い方がいいだろ」

ってゆぅ君が考えてくれてたの。

私達は、散々悩んで、やっと住む家を
決めた。



一ヵ月後から、私達は一緒に暮らし始める。


「家具とか、いろんなもん買わないかんな」

「これから、休みの日は買い物だね!」

楽しみでしかたない。


「なぁ~、どんな部屋にするか~?」

「オシャレな部屋にしたいね!」

「まぁ~、金のことは心配すんなよ!」

「おっ、ゆぅ君気前いいねぇ~!!」


二人で作る愛の巣。


きっと、毎日幸せなんだろうなぁ・・・。


一緒に住むようになると、
お互いに嫌なところが見えて、
ダメになるってよく聞くけど・・・。


私達は、大丈夫だよ。


そう言い切れるぐらい、自信がある!

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