あなた色


辺りはザワザワとしているのに
アタシと中田淳平だけ
沈黙……


この沈黙が気まずい。


なんか喋らないと間がもたない。


「あの…えっと…」
しどろもどろできっと
困った顔をしていると思った。


「淳平でいいから」


「へっ??」


「名前」

「あぁ!!名前!
名前ですねっっ」

なぜかつい笑ってしまっている自分がいた。
変わりやすいなぁと自分でも思う。


「お前……表情色々変わって忙しい女だな」

アタシの目の前には少し微笑む貴方がいた。




ねぇ…淳平
貴方がこの時アタシを見ながら微笑んだ顔は

アタシに向けられた顔でしたか??
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