あなた色
気付いちゃったから。
アタシの気持ちも淳平の気持ちも、きっと――
アタシは淳平が好きなんだ…
そして――
淳平はまだあのコが好きなんだと。
アタシの頬に一筋の涙がつたった。
「アタシ……淳平が好きだよぉ」
「そっか…」
瑠奈はアタシの頭を撫でながらいった。
「俺ら協力すっからよ」
「ありがとぅ……」
この想いには気付かない方が良かったと、後悔する日もあったの。
でもアタシは貴方が淳平が好きです。