平安物語【完】



―…弘徽殿へ帰って来て、私は本当に寝込んでしまいました。

病は気からとはよく言ったもので、珍しく風邪をひいてしまったのです。

大事にならないよう、尚仁様や宮様は勿論、父上にもお知らせせずに、月の障りと偽って養生いたしました。



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