平安物語【完】



――…ん?

受け取った御文を開くと、まず見慣れない筆跡に驚きました。


『雲居にて めでたき花を見てしより 摘みてしがなと思ひ乱れる

(内裏で、あまりに美しいあなた様を見てしまってからというもの、何とかして手に入れたいと思い乱れているのです)』



< 278 / 621 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop