平安物語【完】



「もし…」

声をかけると、中から乳母がそっと出て来ました。

「姫様…!?

どうなさったのです、こんな時間に。」

「ごめんなさい、休んでいたのでしょう。

嫌な夢を見てしまって…」

―恐ろしくて、一人でいたくない…


まだ、体の震えが止まりません。



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