平安物語【完】



「聞いた?
うちの女御様のお噂…。」

「聞いた聞いた!
とんでもない…とんでもないデタラメだわ。」

「え、何?
私知らないわ。」


お喋りをする三人の女御の声が聞こえてきました。

私がここにいることには気づいていないようです。

乳母と弁は、聞こえないくらいの距離にいます。

私は、思わず聞き耳を立てました。



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