平安物語【完】



すると、強く肩を掴まれて起こされました。

「しっかりなさってくださいませ!

誰より愛しい帝の御子を、ようやっと授かったのではございませんか。

そんなに嘆かれていては障ります!

お心を強くお持ちください。

弁にお話しください。」


私を睨みつけて言う弁も、涙をぼろぼろ零していました。



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