冷淡女上司を攻略せよ!~ヘタレ年下イケメン男子の恋愛奮戦記~
後日談・熱帯魚? 冬美Side
ある休日の午前。
「ああ、まだかなあ。早く来ないかなあ」
まーくんは朝からそわそわしっ放しで、今もスマホを持って、部屋の中を行ったり来たりしている。
そんなに熱帯魚が来るのが嬉しいのかしら。子どもみたい。
前にまーくんが言っていた熱帯魚と水槽と水槽を置く台が、今日届くみたい。
今日はお天気もいいし、まーくんとお出かけ出来ると思って楽しみにしてたのになあ……
「ねえ、どっちを注文したの? ブラック? それともシルバー?」
ブラックなら”ブラックピラニア”。シルバーなら”シルバーアロワナ”だ。
どっちも怖いお魚で、私は好きになれそうもないけど、どちらかと言えばブラックピラニアの方がマシかな。シルバーアロワナは、口の先がチロチロしてて気持ち悪いから。
「ブラック。確かにその2色で、どっちにするか迷ったんだけど、冬美さん、良く知ってたね?」
「まーくんがパソコンで見てるのを、後ろから覗いちゃったの」
「あー、なるほどね。冬美さんには内緒にしたかったのに、失敗しちゃったな」
「ああ、まだかなあ。早く来ないかなあ」
まーくんは朝からそわそわしっ放しで、今もスマホを持って、部屋の中を行ったり来たりしている。
そんなに熱帯魚が来るのが嬉しいのかしら。子どもみたい。
前にまーくんが言っていた熱帯魚と水槽と水槽を置く台が、今日届くみたい。
今日はお天気もいいし、まーくんとお出かけ出来ると思って楽しみにしてたのになあ……
「ねえ、どっちを注文したの? ブラック? それともシルバー?」
ブラックなら”ブラックピラニア”。シルバーなら”シルバーアロワナ”だ。
どっちも怖いお魚で、私は好きになれそうもないけど、どちらかと言えばブラックピラニアの方がマシかな。シルバーアロワナは、口の先がチロチロしてて気持ち悪いから。
「ブラック。確かにその2色で、どっちにするか迷ったんだけど、冬美さん、良く知ってたね?」
「まーくんがパソコンで見てるのを、後ろから覗いちゃったの」
「あー、なるほどね。冬美さんには内緒にしたかったのに、失敗しちゃったな」