ひとつ、ふたつ、ひみつ。
少し変化に気づいたのは、その日の夜になってからだった。

今日のバイトは夕方までには終わると言っていたのに、夕飯の時間が過ぎても、ママに「早くお風呂に入りなさい」と急かされるようになっても、真尋くんからの連絡がない。

はじめは、残業になる日だってあるだろうし。……と、なんとも思っていなかったけど。

「……」

送信してから、約五時間。一向に既読がつかないスマホのメッセージ画面をうつむき加減に見つめて、私は自室のベッドに腰掛けていた。

いつ真尋くんが現れてもいいようにって、お風呂に入ったあとでもパジャマには着替えず、スカートをはいている。

真尋くんが、前に「可愛い」って言ってくれた、ふんわりと広がっているミニスカート。
真尋くんにはパジャマなんて何回も見られているけど、それでも、会える日には可愛い私でいたかったから。
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