私は今日も、知らない
一章

なんで、私は生きているんだろう。

何のために、私は生まれたんだろう。



私は、生まれつき頭がいい。

私は、生まれつき顔がいい。


ただ、それだけ。





こんな私を ”いちばん” 愛してくれる人なんて、一人もいない。

私は ”いちばん” になれない。

わたしはそう、感じている。




もちろん両親は、私を愛してくれる。

妹は、私の事が大好きだ。

親友は、私の事を想ってくれてる。

クラスメイトとの関係も上々だ。


だけどね。

どんな時でも私の事を見て、

どんな時でも私の見方をしてくれる人なんていない。



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