私は今日も、知らない
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走って、走って、走って、走って...

私は持久走とか、そういうのは得意な方で。

だからなのか、何もかも捨てて走るのが、すごく心地よかった。


私は、どこまでも走って行ける。

そんな、気がした。




だけど...

やっぱり、少しずつ息が切れてきて。

暑い、苦しい、のどが渇いた。

夏なのに、ダッシュしてるとか、私馬鹿なのかな?


現実は、そんな優しくなくって。



とにかく闇雲に走っていたから、もう、ここがどこだか分からない。



そもそもこんな夜遅くに、一人で外へ出たことなんてなかった。

今まで、嫌なことがあってもちゃんと我慢して、家出なんて馬鹿な真似したことなかった。

方向音痴の私が、何かにたどり着くことなんてできやしない。



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