私は今日も、知らない
「クソぅ…次は勝つ!」
「それ前も言ってなかった?」
「あれ、そうだっけ?」
「まったく」
「アハハ…」
でもやっぱり、優紀と話すのは楽しい。
周りの人達が、段々私を避けていく中…優紀だけが、私のそばに、いてくれたんだ。ずっと。
ま、それは置いといて。
「ねー、優紀!トイレ行こ!」
「一人で行ってきな」
優紀はいつも通りそっけない。
「冷たいっ」
「じゃあ、友達やめる?」
そういうこと、真面目に言うと怖いですよ、優紀さん。
「それはもっと嫌!」