バレンタインチョコの告白
私は翌日。早速、学校に向かった。
「おはよう! 大輝君」
「おう、おはよう」
なんだか今日の大輝君は彼らしくない、
なんだか、よそよそしい感じがする。
やっぱり今日バレンタインだからかな。
でも、そう安易に断定するのも良くない、と思う。
だって、勝手に決めつけたら失礼だもん。
それに私の勝負の時は放課後、その時なんだ。
それまで私の心の内は隠し続けてないといけない。
私は、いつものように大輝君の仲の良い幼馴染を演じ続けた。