あなたの帰りをずっと待っている


私は、かなり遠くから通ってきていたから、

もちろん親が来ているなんてことはないだろうと思いながらも

そっと自分の親の姿を探した。




そのあたりから、ようやく

「下校していい」

と先生が指示を出し始めた。



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