あなたの帰りをずっと待っている


...とにかく、あの時の私は、事の重大さを全く理解していなかったという訳だ。



考えていたのは、いつこの永遠とも思える「待機」が終わるのかということだけだった。



あの時は、ただただ寒さに耐えることに必死だった。





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