極上御曹司からは逃れられない運命でした
そしてそこに落ち着いたベージュ寄りのリップ。

凄く良い。

その唇にキスをして食べてしまいたい。

グッと堪えて凛花に声をかける。

「そろそろ行こうか」

「うん。よろしくお願いします」

そして車に乗って実家へと向かう。

実家の門の前に着くと自動で開門され中へ入る。

「さすがだ」

凛花はそんな事を言ってソワソワしている様子。

車から下りると執事とメイドが中から直ぐに出てきて出迎える。

「お帰りなさいませ、司輝様。お待ちしておりました」

執事の長野はそう言ってお辞儀をする。

「ただいま」

「お邪魔します」

二人で声をかけると長野はにこやかに笑う。

「司輝様、長野は嬉しいです。お似合いのお二人でございますね。ささ、中へお入りください。お待ちかねですよ」

「行こう、凛花」

凛花を見下ろし俺も笑う。

「はい」

凛花は少し澄ました感じで返事をした。
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