極上御曹司からは逃れられない運命でした
「はぁ? なんでそうなるのよ!」
「お前はそういう女だったんだな」
俺はわざとそんな言い方をする。
違うと言え。
そして、俺のものに…
「だったら?」
なのに彼女はそう言って僅かに微笑む。
またこの目。
この挑発的に煽ってくる目。
「ククククッ」
本当にコイツは面白いな。
予想通りの答えが返ってこない。
「何がおかしいのよ」
果たして本当にそんな女か?
「凛花。俺の女になれよ」
気づけば俺は凛花の頬に手を添えてこんな事を囁いていた。
「嫌よ」
「あんなに気持ちよさそうにしてたのに?」
すると凛花は驚いた顔をしたかと思えば、クスッと笑う。
「あなた…私の事が好きなの?」
そして俺を見上げ、華奢な手を俺の頬にかざしてそれは魅惑的に微笑んだ。
は?
俺が?
まさかそんな事を聞かれるとは思わなかった。
想像の斜め上の質問に答える事ができない。