先輩はぼくのもの
おまけ④また増えた
朝6時。
流れで先輩の家に泊まらせてもらうことになっての朝。
昨日の夜…
先輩の口から田村の名前を聞いたら、我慢出来なかった。
先輩と付き合う前は
いや
先輩とこうして話したりする前は色々我慢出来てたのに
なんだよ、この気持ち。
自分でも止められなくて戸惑ってしまう。
大切にしたいだけなのに。
ぼくだけの先輩でいてほしい。
先輩が起きたら、、笑ってくれるかな。
「え?詩先輩、まだ起きてこないですか?」
「そうなのよ。狩谷くん、悪いけど起こしてきてくれない?」
「わかりました」
コンコンッ
ノックしても応答がない。
完全に寝てるな。
ガチャッ
部屋に入るとやっぱり爆睡。
髪に触れる。
可愛い寝顔。
すき
すきだよ、先輩。
ぼく以外見ないで
可愛い寝顔をスマホで連写。
また先輩の写真が増えた。
「先輩、起きてください」
「…ん〜」
「遅刻しますよ」
「だい…じょぶ……」
朝から可愛過ぎるから。
布団から見えてる足。
ぼくがいるのに短パン履く?
スキだらけなんだから。
「あと5秒で起きなかったら、エッチしましょうか」
あ、起きた。
ちえーっ