~波乱万丈人生~ 私が過ごした日々

第2話 衝撃的な事実

何年かあって私は幼稚園年長さんになっていた。
年子の妹と私立幼稚園に通っていた。

ある日母と父が夕食後口喧嘩をしていた。
お互いの意見の食い違いが原因だった。

その最中父は八つ当たり？だったのだろうけど、私と妹が遊んでいるすぐそばに座っていて聞こえるくらいの声量で「本当の父親から養育費もらって来い」と言う言葉を言われ当日の私の頭の中はハテナでいっぱいになった。

その瞬間母は私に何かを隠してるかのような慌てぶりをみて、「この子には言ってなくて、まだ知らないんだから辞めて」と言っていたのを今でも鮮明に覚えている。

それを何回か言うようになって来た父。
毎回それに対してコソコソ怒る母の姿を目にしていた矢先。

また喧嘩の最中にいきなり「血が繋がっていない」と言う事実を
父本人からいきなり告げられたのだ。

その時私は子供ながらに「私のお父さんは別の人なんだ」と分かった。
そこからずっと頭からその事が離れなくなっていた。

母にも「本当のお父さんに会いたい」「本当のお父さんはどこにいるの」と聞くようにもなっていた。

小学生になり、新しい新生活が始まった。
父は私に言った言葉を忘れてたしまったのかのように、接して授業参観にも来てくれていた。

そこから私もだんだん気にならないようになっていて、気が楽になっていた。
1年 2年 3年せい目にして私は不登校気味になった。
特に何が嫌とかではなく、友達関係などが少し億劫になり
学校に行けないようになってきていた。

その度担任や教頭先生などが自宅まで迎えに来てくれたりしていたある日。

朝いつも通り家を出て学校に向かってる最中、やっぱり行きたくないモードに入ってしまった私はある行動に出た。

あと少しで校門に着く手前で、「このままどこかに隠れて見つからなければ学校休める！」